高円寺の「武蔵野うどん 肉汁饂飩屋 とこ井」で武蔵野うどんを食べた

何やら高円寺に美味しいうどん屋があると聞きつけて、出かけてみることにした。お店の名前は「肉汁饂飩屋 とこ井」。JR高円寺駅の南口を出てしばらく歩き、狭い路地に入ったところにお店があった。

武蔵野うどん 肉汁饂飩屋 とこ井の看板 その1

とこ井の前に着いた時には並んでいる人の数はわずかだったが、行列に並びながらぼんやり順番を待っていると行列の最後尾に並ぶ人たちが増えていって、結果的には行列の長さは伸びていった。

香川県のうどん屋さんの店頭で「本手打ちうどん」なんて看板を見かけたことがあるので、讃岐うどんなのかなと思ったが、讃岐うどんとは書かれてはいないし、お店の場所的にも武蔵野うどんなんだろうな…と思いつつ、店内へ。

武蔵野うどん 肉汁饂飩屋 とこ井の看板 その2

店内はさほど広くもなく、カウンターの席が並んでいてお客さんがうどんをすすっていた。カウンターの前の厨房では次々とうどんの準備が進んでいた。店員さんに促されてチケットを購入した。多少悩んだが、とりあえず「とこ井スペシャル」なるうどんにしてみた。「スタミナうどん」なるつけ汁うどんのトッピングの揚げと肉が増量されていて、さらに玉子を落とした豪華版のようだ。

麺は太さを選べて、さらに熱盛にするか冷盛にするかを選べるようだった。まぁ、この辺は香川県のうどん屋さんではあまり見かけないサービスかもしれない。

熱盛り、冷やもりを選べる

カウンター席でもぼんやり待っていたら、まずはつけ汁の方から提供。つけ汁…ではあるものの、増量された揚げでいっぱいになっていた。うどんをつける余地がなさそうではあるが、ま、食べちゃえばいいんだよな。

とこ井スペシャルのつけ汁

そうこうしているうちに、うどんも到着。これは太い。いやまぁ、細麺を選ばなかったんだけど。うどんというと讃岐うどんを思い出してしまう私からすると、関東のうどんが太目で出てくる時の太さはかなりのものがある…というか太すぎるのではないだろうか。讃岐うどんは、比較的、ど越しを大事にするような感じだから太いと言っても限界があることと比べると、噛み締めることが前提のうどんということだろうか。

極太のうどん

甘みの強いつけ汁は極太麺との絡みもよく、ガシガシ食べ進めると美味しい。多少は飽きもくるのだが、たっぷりのトッピングで気分を変えながら食べ進められる。うどんを噛み締めるってのもなかなか楽しい体験だ。

つけ汁と極太の麺が絡み合う

何かの具材を煮込んでダシを出したつけ汁につけて食べるうどん、なかなか美味しい。つけ汁を調理することで値段はあがってしまうし、作る手間も増えてはしまうが、つけ汁うどんというと、ざるうどんくらいしかない讃岐うどんが頭にある私からすると新鮮な印象だった。香川県でも、主流にはなれないけれど、いつものうどんに飽きた皆さんが食べにくるうどんとしてチャンスはあるのかもしれない。…ま、ここまでの極太うどんが受けるかどうかってのは別としても(笑)

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