東京駅の「電光石火」で、広島のお好み焼きを食べた

先日、上司から、美味しいお好み焼き屋さんが広島県にあって、そこが支店を東京駅の地下に出していることを聞いた。お店の名前は「電光石火」という名前らしい。大阪風のお好み焼きと広島風のお好み焼きだと、どちらかというと広島風のお好み焼きが好みなので、これは是非とも食べてみなくてはならないと思って、東京駅まで出かけてきた。

お店があったのは、八重洲側の東京駅の地下街。東京ラーメンストリートのすぐ前だった。

電光石火ののれん

近所のお店は空いてもいないが混んでもいない状況で、この「電光石火」だけに行列ができているような状態だった。そして、店先の看板に書いてあった焼き時間は25分。…焼き時間?お好み焼きを焼くのに必要な時間だろうか。普通は待ち時間を書くんじゃないかと思うが、とりあえず焼き時間が25分らしい。

焼き時間25分

店頭のお好み焼きのサンプルはこんな感じ。お好み焼きのトッピングは様々だが、組み合わせによって「ダンスナンバー」とか「人にやさしく」とか謎の名前が付いていた。特に、広島名産の牡蠣が入ってるから、とかではなさそうだった。ちょっと調べて見ると、「電光石火」というお店の名前からしてブルーハーツの曲のタイトルらしく、お好み焼きのメニューもブルーハーツの曲のタイトルから付けているようだ。

お好み焼きのディスプレイ

券売機で食券を購入し、行列に並ぶわけだが、店内から漂ってくるソースの香りがかなりヤバい。こういう状況で待ったをかけられた後だったら、何を食べたって美味しく感じられてしまうのではないかとうっかり思うくらいにはパブロフの犬状態で悶々と待っていたら、やっと店内の席に着くことができた。

厨房ではひたすらお好み焼きが焼かれていて、次々とお客さんの元に届けられているが私の元にはまだ届かない。ハイボールを飲みながら、パブロフの犬状態に拍車がかかる。そして、やっと登場したのが「ひとにやさしく」。肉ダブル、玉子、そば、牡蠣、大葉、ねぎ、海苔という贅沢なトッピング。

広島のお好み焼きは、たっぷりのキャベツのおかげで「高さ」のインパクトがあるお好み焼きだけど、電光石火のお好み焼きもまさにそんな広島のお好み焼き。「おっ!」と思うインパクトではあるが、中身の多くはキャベツなのでそんなに重くはなく、サクサクと食べ進められた。珍しいなぁと思ったのは、大葉。お好み焼きに大葉の組み合わせは初めてだったのだが、これはなかなか美味しい。お好み焼きというと、待たされることが多いせいか、最初は「お好み焼きキター!」「ソースがうめー!」といった感じの興奮状態で食べ勧めてしまうが、後半戦はどうしてもその反動もあって、ソースが単調な印象で飽きてしまう。でも、ここで大葉のアクセントが加わると、飽きずにさっぱりと食べ続けられてしまうのが不思議だった。

近所に広島のお好み焼きのお店がなく、久しぶりだったこともあって、一瞬で完食。ちょっと鉄板焼きで飲んでからお好み焼きでシメるみたいなスタイルも不可能ではないけれど、お店の回転状況を眺めていると、お好み焼きを食べて帰っていくお客さんが多そう。まぁ、券売機方式だし、まったりと長居するお店ではなさそうなので、ぱぱっと撤収。

ひとにやさしく

ちなみに、卓上に置かれているお好み焼きソースはやっぱりオタフク。

定番のお好み焼きソース

いやー、うまかった。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です