人形町の「福そば」で鳥からそばを食べてきた。

水天宮の近くを散歩していたら、小腹が空いてきたのでささっと調べてみたら、人形町に「福そば」という立ち食い蕎麦のお店があることがわかったのでお邪魔してみた。

人形町のメインから一本奧に入って、静かな通りに「福そば」はあった。もし、「福そば」の看板がなければ、常連のお客さんがたむろしている地元系寿司屋さんのような雰囲気。そして、周囲の人形町の老舗のお店に溶け込んでいた。

人形町の「福そば」
人形町の「福そば」

店内に入ると左側に券売機があってチケットを買う仕組みのようだった。店内には立ち食い用のカウンター。時節柄、アクリルパネルが置かれていて、厨房とカウンターの間にもビニールカーテンが設置されて感染症対策に取り組みながらの営業がなされているようだった。

カウンターから厨房を覗くと、さまざまな天ぷらが並んでいるのが見えた。ざっと10種類くらいはありそうな雰囲気だった。後からやってきたお客さんは天ぷらそばのチケットを買っていたようで、店主さんに天ぷらの解説を受けて、天ぷらを選んでいた。おそらくは、天ぷらは定番の天ぷらだけでなく、日替わりでいくつも用意されているらしい。立ち食いそばの天ぷらといえば、多くのお店では問答無用にかき揚げになるから、色んな種類の天ぷらから選べるのは楽しい。

そんな様子を眺めていたら、そばが茹であがり、鳥からそばが提供された。普段がどうなのかはわからないけれど、私がお邪魔した時には鳥からは揚げたてで提供してもらえた。千葉の我孫子駅のから揚げそばのような巨大なから揚げでなく、小ぶりのから揚げがつゆに浮いていたので、オーダーのたびに鳥からを揚げているのではないだろうか。

人形町の「福そば」の鳥からそば
人形町の「福そば」の鳥からそば

つゆの色は濃いめだけど、しつこさのないそばつゆと揚げたての鳥からから染み出た油が混ざって美味しい。そして、周囲にサラリーマンが働くオフィスがどれくらいあるのかわからないけれど、鳥からはしっかり下味が付けられていて、サラリーマンのランチにぴったりの味わい。ささっと蕎麦をすすって「ごちそうさまー」と言い残して足早にお店を後にするのがしっくりくる立ち食いそばだろうか。

鳥からそばの麺
鳥からそばの麺

今度は、天ぷらそばのチケットを買って、数多くの天ぷらから選んでみたいなぁ。

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