週末のランチ時、人形町、水天宮あたりをふらふらと散歩していたら、「いきなり!ステーキ」を見つけて、たまにはランチにステーキを食べるのもいいかなと思ったら、「アッ!そうだステーキ」だった。
このあからさまな店名の名前はなんだろう…と思って調べてみたら、居酒屋「はなの舞」でお馴染みのチムニー株式会社が営む業態だった。そういえば、同じく居酒屋チェーンのモンテローザも「かみなりステーキ」を営んでいたなぁと。いきなり!ステーキは、最近でこそ、昔ほどの勢いを感じないけれど、外食チェーンの皆さんが
あの成功を脇目で見ていたら、始めない理由がないんだろうなぁ、きっと。
「アッ!そうだステーキ」でステーキランチを食べることにした。
店内も、カウンターと2人かけのテーブルがメインで、それも席をびっしり埋めていくあたりは、なんとなく「いきなり!ステーキ」に似ているような気はするけれど、「アッ!そうだステーキ」の方は立ち食い席はなし、と。
空いてる席に座っていいってことだったので、カウンターの席をチョイス。周りを眺めてみると、壁に牛肉の部位の解説が書かれていた。部位ではないけれど、「アッ!そうだステーキ」ではブラックアンガス牛の肉を使っているそうだ。いきなり!ステーキの方は高いけれど、国産牛肉も置いていたような気がするな。
あと、いきなり!ステーキでは、厨房の肉をカットするスペースに行って、食べたい肉の量と、種類を伝えて、目の前で肉をカットしてもらうってスタイルだったけれど、こちらは店員さんに肉の種類と量を伝えればOK。切ったときのグラムの誤差による、金額のズレもない。まぁ、一般的なステーキ屋さんと同じ感じだろう。
お邪魔した時には、日付に9が付く日にはブラックアンガス牛のサーロインステーキが安く提供されていたので、気合いを入れて、サーロインステーキを300g、オーダーしてみた。
ステーキが焼き上がるのを待っている間、周りを眺めていたら、ちょっとカレーを食べたくなったらカレールーだけをオーダーできるようだ。こういうサービス、地味にいいなぁ。
…なんてことを思っているうちに、サラダとスープがやってきた。
それからほどなくして、サーロインステーキが到着。焼き加減はミディアムレアでお願いしたので、肉厚のステーキの中はかなり赤い状態。バターが溶けて、なかなかイイ感じ。到着した直後、鉄板は熱くなっているけれど、鉄板自体がそんなに厚みがないせいか、ほどなく鉄板が冷めてしまった。鉄板を温め直してもらうこともできるけれど、そうしちゃうと肉に火が通っちゃうし…なかなか悩ましいところではあるけれど、レア状態を楽しみたかったので黙々と食べ進めることにした。
確か、いきなり!ステーキのソースはさらっとしたソースで、複数の調味料を配合した感じのするステーキソースだったけれど、あ。そうだステーキのソースは、ワインとたまねぎ(たぶん)をたっぷり使った、奥行きのある味わいのソースって印象。私の好みでいえば、あ。そうだステーキのステーキソースの方が美味しいかなぁ。
サーロインステーキだけあって、ナイフにスジが当たることも少ないし、肉を噛みしめる旨さを感じることができる。まぁ、肉の隅の方に多少の脂身がくっついていて食べられないけれど、それはご愛敬ってところだろう。